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花の香りに酔う如く
第7章 金木犀の香りほどの不安①〜沙羅
「金木犀の香りが…」

「えっ?」

「襖の向こうの窓、開けっ放しだったのかな?」

「あっ。さっき、開けたかも。
寒くなってきた?」

私は首を横に振った。


「良かった。
律さんに嫌われちゃったのかなとか、
心変わりかなとか、
誰か好きな女の人が出来ちゃったのかなって思ってたの。
私なんて、真面目でつまらないのかなとか、
子供っぽいのかなとか…」

「そんなこと、ない。
むしろ、僕の方が、朴念仁でつまらないヤツかなって。
沙羅ちゃん、もう一度、キスさせて?」


律さんは髪や背中を撫でながら、
角度を変えてキスをする。


硬いモノが、もっと硬くなってる気がして、
急に恥ずかしくなってしまう。



「沙羅ちゃん、ありがとう。
ちょっとさ。
このままだと危険というか…。
んー。
落ち着かないから、
僕、トイレに行ってくるね?
不安にさせてごめんね?」と言うと、
私をフワリと横に移動させて立ち上がって、
屈むようにして茶室から出て行ってしまった。


なんだか、私の両脚の間も変な感じになっているみたいだった。


茶室の襖や周りの窓を戸締りしてから、
本堂を後にして自室に戻った。


部屋のお手洗いに入って確認すると、
下着が濡れてしまうほどになっていて、
驚いてしまう。

急いでシャワーを浴びて、
下着を着替えてから、
汚れたショーツは手洗いしてから他のお洗濯物と一緒に階下の洗面室に持って行って、
ネットに入れてから洗濯機に放り込んだ。


律さんがそこに来るので、
悪戯を見つかってしまったように紅くなってしまった。

見ると律さんも手に下着を持っていた。


私はさりげない顔で、
「あ、お洗濯物、入れちゃってくださいね?」と言うと、
律さんのも紅い顔をして、それを洗濯機に入れた。


「あのね。
なんか、濡れちゃって…」と言うと、
律さんは目を見開いてから、
そっと抱き締めて、
「僕も興奮しちゃったよ?」と囁いて、
耳にキスをした。
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