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花の香りに酔う如く
第8章 金木犀の香りほどの不安②〜律
多分、既に僕は沙羅ちゃんの虜で、
骨抜きになっていた。

だから、自制なんて出来る訳ないことも判ってたから、
ちょっと距離を置いて、
意識的にとても礼儀正しくしていた。

そのくせ、相変わらず夜になると、
パソコンか携帯で沙羅ちゃんに似たコにあれこれするようなAVを観ては、
コソコソと抜いて、
それでも足りないのか、
沙羅ちゃんにあれこれ僕がする夢を観てしまって、
自己嫌悪を抱えながら朝の読経をして、
そんな朝は沙羅ちゃんの顔を見るのも恥ずかしいほどだった。


それなのに、
沙羅ちゃんは変わらずのびのびとしていて、
マイペースで、
僕にとびっきりの笑顔を見せてくれていた。


大学に迎えに行くのもほぼ毎日で、
車という狭い空間に2人で居るだけで、
股間が硬くなってしまうこともあった。


煩悩の塊だな。


毎日、そう思っていた。



金木犀の大木に花がつく頃、
住職が沙羅ちゃんを本堂の奥の茶室に連れて行ってから、
時々、沙羅ちゃんが着物を着るようになった。

着物姿も可愛いし、
押し倒したくなるような色気を感じることもあった。




茶室の畳を替えた日に、
ふと、茶室を見ると、
沙羅ちゃんが子供のように大の字になって寝転がっていた時は、
なんだか可愛くて、
すっかり参ってしまった。


おまけに、
僕に、キスしてくれないとか、
嫌いになったのかとか、
とても的外れなことを言うから、
ついついキスをしてしまって、
おかげで暴発してしまった。


本当に凄い破壊力で、
慌ててトイレに行ったけど、
間に合わなかったほどで、
仕方なく部屋に戻って軽くシャワーをして下着を変えなければならなかった。


軽く手洗いして、
一階の浴室横の洗濯機に持って行こうとしたら、
沙羅ちゃんが居て、
物凄く気まずい気持ちになってしまう。


そしたら、沙羅ちゃんは、

「濡れちゃって」なんてことを言うので、
僕は思わず抱き締めてしまった。



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