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花の香りに酔う如く
第9章 イランイランの誘惑①〜沙羅
律さんと結婚を前提にお付き合いしますと、
両家の家族に宣言はしたけど、
パパの厳しい言葉のせいか、
律さんは物凄く紳士的で、
お寺での生活や律さんとの関係はそんなに変化はなかった。


腕を組んで歩いたり、
手を繋いで出掛けたりはする。

おやすみのキスは額にしてくれる。
しかも、廊下で私の部屋のドアの外でのキス。

時々、私が強請って、
唇にキスをしてもらう事もある。


でも、それ以上の進展はなかった。


廊下越しの私の部屋に入ってくることも、
律さんのお部屋に入ることも、
インフルエンザの時と、
例の生理痛が死ぬほど酷い時以外はなかった。


律さん曰く、
「欲望に抗えなくなるから」とのことだった。



大学2年になって、
勉強も大変になってきた。

司法試験予備校に行く人も居たけど、
私はひとまず、
律さんが使っていた本やノートで勉強することにした。


律さんと住職様の誕生日には、
律さんが連れて行ってくれた仏具屋さんに行って、
店主さんに相談しながら、
2人に似合いそうなブレスレットタイプのお念珠を選んだ。

店主さんに訊きながら、
子供用の仏教の本とかを買って読んでみたりして、
日曜日には法話を聴いたり、
勉強の合間に写経なんかもして過ごした。


大学の空手部の先輩と同級生が2人、
何故か茶道を習いに来るようになって、
それはそれで楽しかったりした。

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