この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ一緒に居たいだけ
第8章 マインドゲーム

新しい週が始まった。
特に出張はなくて、
仕事は比較的穏やかだった。
新しい企画書を書いて、
それのプレゼン資料を作る程度だった。
水曜日の夜は、ノー残業デーなので、
いつものバーに寄って、
飲んでから帰るのもルーティン。
夜はゲームを少しだけする。
ログインするとすぐに慎吾さんがチャットしてくれて…。
となるハズだったけど、
今週は仕事が忙しいらしくて、
あまりチャットも出来なかった。
その水曜日にログインすると、
ゲームの中の私の家の庭に、
知らない男性キャラが立っていた。
キャラ名は、「ケン」と書いてあって、
名前の頭には初心者さんの「若葉マーク」がついていた。
ブログの読者さんか、
通りすがりでお花沢山のハウジングが気になった方なのかなと思って、
「こんばんは」とチャットしてみる。
「お家も開放してますので、
良かったら中も見ていってくださいね?」とチャットを打って、
お庭の畑から水をあげたり、
収穫して新しい苗を植えていった。
チャットの返事はなかったので、
外国人かもしれないなと思って、
試しに英語でも話し掛けてみたけど、
返信はなかった。
仕方なく室内に入ると、
その人も室内に入って来た。
更に中国語で話し掛けてみたけど、
返信はなかった。
室内のプランターの手入れをして、
育てていた薔薇の花が咲いていたので、
切り取ってその人にトレードで青い薔薇を渡した。
やり方が判らなかったみたいで、
キャンセルされてしまう。
日本語と英語と中国語で、
やり方を説明すると、
なんとか受け取って貰えた。
でも、知らないヒトと話をするのが苦手なので、
「ごめんなさい。
そろそろログアウトしますね?」とチャットを打ってから、
ゲームを終えた。
特に出張はなくて、
仕事は比較的穏やかだった。
新しい企画書を書いて、
それのプレゼン資料を作る程度だった。
水曜日の夜は、ノー残業デーなので、
いつものバーに寄って、
飲んでから帰るのもルーティン。
夜はゲームを少しだけする。
ログインするとすぐに慎吾さんがチャットしてくれて…。
となるハズだったけど、
今週は仕事が忙しいらしくて、
あまりチャットも出来なかった。
その水曜日にログインすると、
ゲームの中の私の家の庭に、
知らない男性キャラが立っていた。
キャラ名は、「ケン」と書いてあって、
名前の頭には初心者さんの「若葉マーク」がついていた。
ブログの読者さんか、
通りすがりでお花沢山のハウジングが気になった方なのかなと思って、
「こんばんは」とチャットしてみる。
「お家も開放してますので、
良かったら中も見ていってくださいね?」とチャットを打って、
お庭の畑から水をあげたり、
収穫して新しい苗を植えていった。
チャットの返事はなかったので、
外国人かもしれないなと思って、
試しに英語でも話し掛けてみたけど、
返信はなかった。
仕方なく室内に入ると、
その人も室内に入って来た。
更に中国語で話し掛けてみたけど、
返信はなかった。
室内のプランターの手入れをして、
育てていた薔薇の花が咲いていたので、
切り取ってその人にトレードで青い薔薇を渡した。
やり方が判らなかったみたいで、
キャンセルされてしまう。
日本語と英語と中国語で、
やり方を説明すると、
なんとか受け取って貰えた。
でも、知らないヒトと話をするのが苦手なので、
「ごめんなさい。
そろそろログアウトしますね?」とチャットを打ってから、
ゲームを終えた。

