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先生の言いなり
第8章 - Ep.7 ムカシバナシ -
「お…すまんな。邪魔しちゃった?」
コーヒー片手にタバコを蒸す沢渡先生だった。
彼は大きく溜息をつくと「萎えた」と一言告げ屋上を去っていく。
そんな彼の背中を見送り、先生へと視線を向ける。
すると先生はもう一度私の目を見て謝る。
「すまんかったな」
「あ、いえ」
「それにしても、成海って…いや、なんでもない」
慌てて顔を逸らす先生に自身の服装を見直せば真っ赤になって慌てて制服を直す。あいつ…。
そんな初心な態度をする先生に思わず笑ってしまう。
「沢渡先生ってもっと経験あると思ってました」
そうからかうように言えば、先生は真顔で此方をじっと見る。
そんな先生の視線にドキッとしてしまって。
屋上常駐の灰皿でタバコを潰せば1歩、また1歩と私に歩幅を詰めてくる先生。
何となくそれが気まずくて同じように1歩ずつ下がっていく。
ガシャンっと大きな音がして背中にフェンスが当たれば背後を気にし振り向いたあと直ぐに先生に視線を持っていく。
「ご、ごめんなさい…あの。怒らせちゃったのなら謝ります…っ」
そんな私の言葉にも無言で此方に詰め寄ってきて私の背後のフェンスに肘をつく。近い。
ふわっと香る大人の男の人の香りに心臓がうるさい。
「成海が望むならその期待に答えようか」
「え…」
そういえば先生の指が太腿を撫で少しずつ上がってくる。
驚いて声が出ず黙ってしまえば先生はスっと離れ爆笑し始めた。
「冗談だよ。あ。もしかして最後までされたかった?」
「…っ、先生のばか!」
捨てセリフのように暴言を吐けば逃げるように屋上を後にした。
それからというもの先生の体の部位に視線がいって仕方がない。
授業中ずっと…。
欲求不満と言われれば間違ってない。
そんなモンモンとした季節を過ごし3年生に上がりその感情が爆発したのが…今の私である。
今思えば、先生を気になりだしたのも不純な動機と言っても過言でない。
コーヒー片手にタバコを蒸す沢渡先生だった。
彼は大きく溜息をつくと「萎えた」と一言告げ屋上を去っていく。
そんな彼の背中を見送り、先生へと視線を向ける。
すると先生はもう一度私の目を見て謝る。
「すまんかったな」
「あ、いえ」
「それにしても、成海って…いや、なんでもない」
慌てて顔を逸らす先生に自身の服装を見直せば真っ赤になって慌てて制服を直す。あいつ…。
そんな初心な態度をする先生に思わず笑ってしまう。
「沢渡先生ってもっと経験あると思ってました」
そうからかうように言えば、先生は真顔で此方をじっと見る。
そんな先生の視線にドキッとしてしまって。
屋上常駐の灰皿でタバコを潰せば1歩、また1歩と私に歩幅を詰めてくる先生。
何となくそれが気まずくて同じように1歩ずつ下がっていく。
ガシャンっと大きな音がして背中にフェンスが当たれば背後を気にし振り向いたあと直ぐに先生に視線を持っていく。
「ご、ごめんなさい…あの。怒らせちゃったのなら謝ります…っ」
そんな私の言葉にも無言で此方に詰め寄ってきて私の背後のフェンスに肘をつく。近い。
ふわっと香る大人の男の人の香りに心臓がうるさい。
「成海が望むならその期待に答えようか」
「え…」
そういえば先生の指が太腿を撫で少しずつ上がってくる。
驚いて声が出ず黙ってしまえば先生はスっと離れ爆笑し始めた。
「冗談だよ。あ。もしかして最後までされたかった?」
「…っ、先生のばか!」
捨てセリフのように暴言を吐けば逃げるように屋上を後にした。
それからというもの先生の体の部位に視線がいって仕方がない。
授業中ずっと…。
欲求不満と言われれば間違ってない。
そんなモンモンとした季節を過ごし3年生に上がりその感情が爆発したのが…今の私である。
今思えば、先生を気になりだしたのも不純な動機と言っても過言でない。