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すぐ読める官能小説集
第1章 『視線』
あの視線が私のカラダを凝視している時間、私は俯いてあの視線をやり過ごしてる。
『早く最寄り駅に着かないかな……』
そう思いながら、最寄り駅に着くまで待つ。
その時間はいつも長く感じる。
本当はそこまで長くないはずだけど……。
職場が変わって、それまで乗ってた電車から別の電車に乗るようになった。
それからしばらくしてから、朝の通勤時間に感じる不快な視線。
最初、勘違いって思ったけど、確実にその視線は私のカラダを凝視してる。
自分で言うのも恥ずかしいけど、私はおっぱいが大きい。
だから、男性の視線に晒されてきた。
特に思春期の頃は、恥ずかしかった。
男子生徒は容赦ない視線を向けるし、容赦ない言葉も浴びせる。
一番サイアクだったのは、『おっぱいちゃん』ってあだ名をつけられたこと。
あれは本当にサイアクだった。
そんな思春期を過ごしたからか、私は内向きの性格になってしまった。
なるべく目立たないように、服装も地味に。
そうやって生活してても、私のおっぱいは男性の視線を引き寄せてしまう。
だから、大きなおっぱいを恨んだ。
それでも私だって人並みに恋をした。
でもやっぱりここでもおっぱいが私を阻む。
どうしても、この人もおっぱい目当てかなって疑ってしまう。
自分の好きになった人でさえも……。
だから、今まで男性とお付き合いしたこともない。
それでも最近は、なんとか折り合いをつけれるようになって、『私も大人になったな』なんて思ってたのに……。
俯きながらそんなことを考えてたら、やっと最寄り駅に着いた。
あの視線からやっと解放される。
最寄り駅で降りれば、あの視線は私を追ってこない。(幸いにもあの視線は私の最寄りを降りない)
駅を降りてやっと雑踏に紛れられた。
雑踏に紛れれば、私は雑踏の中のひとりになれる。
『早く最寄り駅に着かないかな……』
そう思いながら、最寄り駅に着くまで待つ。
その時間はいつも長く感じる。
本当はそこまで長くないはずだけど……。
職場が変わって、それまで乗ってた電車から別の電車に乗るようになった。
それからしばらくしてから、朝の通勤時間に感じる不快な視線。
最初、勘違いって思ったけど、確実にその視線は私のカラダを凝視してる。
自分で言うのも恥ずかしいけど、私はおっぱいが大きい。
だから、男性の視線に晒されてきた。
特に思春期の頃は、恥ずかしかった。
男子生徒は容赦ない視線を向けるし、容赦ない言葉も浴びせる。
一番サイアクだったのは、『おっぱいちゃん』ってあだ名をつけられたこと。
あれは本当にサイアクだった。
そんな思春期を過ごしたからか、私は内向きの性格になってしまった。
なるべく目立たないように、服装も地味に。
そうやって生活してても、私のおっぱいは男性の視線を引き寄せてしまう。
だから、大きなおっぱいを恨んだ。
それでも私だって人並みに恋をした。
でもやっぱりここでもおっぱいが私を阻む。
どうしても、この人もおっぱい目当てかなって疑ってしまう。
自分の好きになった人でさえも……。
だから、今まで男性とお付き合いしたこともない。
それでも最近は、なんとか折り合いをつけれるようになって、『私も大人になったな』なんて思ってたのに……。
俯きながらそんなことを考えてたら、やっと最寄り駅に着いた。
あの視線からやっと解放される。
最寄り駅で降りれば、あの視線は私を追ってこない。(幸いにもあの視線は私の最寄りを降りない)
駅を降りてやっと雑踏に紛れられた。
雑踏に紛れれば、私は雑踏の中のひとりになれる。