この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
4畳半でスワッピング
第16章 シャワーに消えた

百連打のピストンをした後、しばし中断して、僕は挿入したまま桜子さんに問いかけます。
今回のスワッピングのきっかけは何だったのか、誘ってきた桜子さん本人に、本当の理由を確かめたかったからです。
「ねえ、お姉さん、今日のスワッピングってさあ、お姉さんが思いついたの?」
「だからさあ、冬彦が言い出しっぺだって言ったでしょう……」
桜子さんは面倒くさそうな口ぶりです。だけど、はぐらかすことなくストレートに答えてくれそうです。
「この前はさあ、私への受精が目的の儀式だったでしょう。だから冬彦は監視するだけのはずだったのに、いきなり桃代と春菜さんに挑まれてさ、気持ちが整わないままに射精させられて惨めだったのよ。改めて決着をつけないと、男として立ち直れそうもないって言い出すもんだからさ……」
「ふーん、決着かあ……」
決着という言葉が怖いけど、漫然とした息苦しさを桜子さんがサラリとほぐしてくれます。
「考えてみたらね、この前なんかさあ、春菜さんがいなければ、結果的に夫婦のスワッピングをしたことになるでしょう?」
「うーん、まあね……」
「それにさあ、私たちは赤の他人じゃないしね。だから冬彦はもう一度スワッピングをして、桃代と一対一で決着をつけたかったのよ」
「ふーん、この前は中途半端なセックスだったから、改めて桃代と一対一でヤリたくなったってことかあ」
「あんたねえ、深く考え過ぎなんだよ。成り行きでこうなったんだから、私とのセックスを楽しみなさいよ」
「う、うん」

