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4畳半でスワッピング
第5章 それから半月後

桃代は怒る代わりに、僕をいたぶり始めます。

「ふーん、そっか。金太郎が春菜さんの下着姿を思い浮かべてオナニーかあ。ふーん、金太郎は、私じゃなくて、春菜さんとヤリたいのかあ……」

僕は躊躇なく否定した。
本当はそうかもしれないけど、変に邪推されてはマズいと思って否定した。

「違うよ! 違うよ! ヤリたくなんかないよ」

「何が違うのよ。春菜さんの下着姿を妄想しながらオナニーをして、射精までしてるんじゃないのさ」

「だって、オナニーだから、妄想するだけじゃないか」

「妄想するってことは、ヤリたいってことじゃないのさ。金太郎はそんな目で、春菜さんのこと見てたのね?」

「違うったら。たまたま朝立ちした時に、桃代は朝食の支度をして布団にいないから、ついつい頭に浮かんで……だから、ホントに違うって」

「いいわよ、言い訳なんかしなくても。私も誰かに抱かれる姿を妄想して、昼間にオナニーでもしちゃおうかな……」

「桃代……」

オナニーを見咎められた僕は、桃代に返す言葉がありませんでした。


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