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ひまわりの花束
第15章 なまはげ
夏季休暇は半分しか取っていなかったので、お盆の後半はいつもと違い空いている電車に,
戸惑いながら出勤をする。
会社も、いつもの半分以下の人が出勤しているだけで、ガーデナーの広瀬さんとクライアント先にメンテナンスに出かける。灌水の確認や植木鉢のチェックをする。
オフィス街もいつもより人が少なくて新鮮だ。
「いつもこれ位だと移動が楽ですよね」
移動の車の中で広瀬さんに話しかける。
「確かに、そうだね、今日は楽だな」と穏やかに車を走らせる。
「ちーちゃん、今そうさんのアシスタントしてるんだって?」
「そうなんです、でもアシスタントと言える程の事、出来ていないんです」
「ハハハ、そうみたいだね。そうさんに泣きついたらしいじゃん」
「え?」
「俺とか倉田さんみたいに出来ないって」
「あ、はぁ」そのことかと、少しホッとする。
「そうさんがね、どう励まそうか悩んでいたよ。でも側で見ていて、そんなにきつい事言って無いようだし。ちーちゃんこれからデザインやっていきたいの?」
「はい、市役所の近くの病院の屋上庭園をやらせていただいて、やってみたいって更に思うようになりました」
「そうか、それなら折角のチャンスだから頑張ってみなよ。そうさんなら色々丁寧に教えてくれるよ」
「はい、せっかくのチャンスなので、頑張りたいと思います」
「その気があればなんとかなるよ」
優しく広瀬さんに応援されて、頑張ってみようと元気が湧いてきた。
戸惑いながら出勤をする。
会社も、いつもの半分以下の人が出勤しているだけで、ガーデナーの広瀬さんとクライアント先にメンテナンスに出かける。灌水の確認や植木鉢のチェックをする。
オフィス街もいつもより人が少なくて新鮮だ。
「いつもこれ位だと移動が楽ですよね」
移動の車の中で広瀬さんに話しかける。
「確かに、そうだね、今日は楽だな」と穏やかに車を走らせる。
「ちーちゃん、今そうさんのアシスタントしてるんだって?」
「そうなんです、でもアシスタントと言える程の事、出来ていないんです」
「ハハハ、そうみたいだね。そうさんに泣きついたらしいじゃん」
「え?」
「俺とか倉田さんみたいに出来ないって」
「あ、はぁ」そのことかと、少しホッとする。
「そうさんがね、どう励まそうか悩んでいたよ。でも側で見ていて、そんなにきつい事言って無いようだし。ちーちゃんこれからデザインやっていきたいの?」
「はい、市役所の近くの病院の屋上庭園をやらせていただいて、やってみたいって更に思うようになりました」
「そうか、それなら折角のチャンスだから頑張ってみなよ。そうさんなら色々丁寧に教えてくれるよ」
「はい、せっかくのチャンスなので、頑張りたいと思います」
「その気があればなんとかなるよ」
優しく広瀬さんに応援されて、頑張ってみようと元気が湧いてきた。