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ひまわりの花束
第15章 なまはげ
イルミネーションのクライアントさんから、いくつかのデザイン画が戻ってきた。
変更箇所の確認と、発注を進めることになった。
難しいと思っていた案件程スムーズに進んで、アシスタントなのにホッとする。
メインで担当したそうさんはもっとホッとしているのだろうな、とパソコンに向かい作業しているそうさんをちらっと見る。
「ちーちゃんどうしたの?」
すぐに気が付かれて慌てる。
「これ、クライアントさんからスムーズにお返事をもらえると思っていませんでした。さすがそうさんですね」
「めずらしいね、ちーちゃに褒められちゃった。一発OKもうれしいけど、ちーちゃんが褒めてくれる方が嬉しいな」
あまりのにこやかさに、言葉が出てこない。
「それは良かったですね」
「まだ怒ってるの?よそよそしいんだけどな」
「そんなことありませんよ」
「それなら今夜ご飯食べに行こう」
「え、」
「西野さん、俺誘うから、春香ちゃん誘ってよ」
「あ、はい」ちょっと拍子抜けしてしまう。
お昼休みに、今日1日外に出ている春香ちゃんにメッセージを送ると
「やったー!先輩のおごりですね。時間までには何があっても戻ります」とすぐに返事が返ってきた。
ご機嫌な春香ちゃんに、彼との京都旅行の話をいっぱい聞いてみよう。
変更箇所の確認と、発注を進めることになった。
難しいと思っていた案件程スムーズに進んで、アシスタントなのにホッとする。
メインで担当したそうさんはもっとホッとしているのだろうな、とパソコンに向かい作業しているそうさんをちらっと見る。
「ちーちゃんどうしたの?」
すぐに気が付かれて慌てる。
「これ、クライアントさんからスムーズにお返事をもらえると思っていませんでした。さすがそうさんですね」
「めずらしいね、ちーちゃに褒められちゃった。一発OKもうれしいけど、ちーちゃんが褒めてくれる方が嬉しいな」
あまりのにこやかさに、言葉が出てこない。
「それは良かったですね」
「まだ怒ってるの?よそよそしいんだけどな」
「そんなことありませんよ」
「それなら今夜ご飯食べに行こう」
「え、」
「西野さん、俺誘うから、春香ちゃん誘ってよ」
「あ、はい」ちょっと拍子抜けしてしまう。
お昼休みに、今日1日外に出ている春香ちゃんにメッセージを送ると
「やったー!先輩のおごりですね。時間までには何があっても戻ります」とすぐに返事が返ってきた。
ご機嫌な春香ちゃんに、彼との京都旅行の話をいっぱい聞いてみよう。