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第16章 土曜の午後

「逝っちゃう」

「まだ、だめ」
そう言ってそうさんが動きを止めて、ギュッと抱きしめる。

抱きしめられた快感に、私の中がぎゅっとなる。

「うっっ」そうさんが小さな声を上げる。
「そんなに締め付けないでよ。俺が逝っちゃいそう」呼吸が激しくなっている声でそうさんが言う。

「もう我慢しないから」そう言ったそうさんが起き上がり、私の足を掴んで腰を激しく動かす。

「あ、待って、あ、あ、」
そうさんの動きに声がでてしまう。

「逝っちゃう！！」こみ上げてきた快感に、もう我慢が出来ない。

「良いよ」そう言ったそうさんが更に激しく奥まで突いて来る。

「あ、本当にだめ、逝く、逝く、ああああ、あーん」
大きく私の身体が痙攣する。

とくん、とくん。
そうさんが入ったまま、私の中が大きく痙攣しているのがわかる。

「う、気持ち良い、すごい締め付け」ぐっとこらえたそうさんの声がくぐもって聞こえる。