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ひまわりの花束
第16章 土曜の午後
部屋でコンセントを探して、髪を乾かす。
髪を乾かしていると、そうさんがバスルームから出て来た。
「ちーちゃん喉乾いたでしょ?麦茶飲む?」と麦茶を出してくれる。
冷たい麦茶が美味しい。
時計を見上げると11時を回っていた。
「本当にもう遅いから、今夜は泊まっていって」そう言ってそうさんがドライヤーを片づける。
どうしよう…麦茶の入っていたグラスをキッチンへ持って行き、洗いながら迷う。
「グラスありがとう」後ろからそうさんの声がして、腰に手を回してくる。
「もう遅い時間だから、心配なんだ。今夜は泊まっていってよ」耳元でそうさんの声がする。
「明日の朝早くに帰ります」
「うん、そうして、その方が安心だから。グラス洗ってくれてありがとう」
満足げにそうさんが笑いながら部屋の明かりを落とす。
「ちーちゃんおいでよ」ベッドに座ったそうさんが、立ったままの私を呼ぶ。
そっとそうさんに近づくと、腕を伸ばしてそうさんが私を抱き寄せる。
「ちーちゃんありがとう」ギュと抱きしめられ、そのままベッドに倒され、ドキっとする。
横たわった私を更に抱きしめる。
「ちーちゃんの髪の香り、一緒だ」と嬉しそうに髪に顔を埋める。
「そうさんのシャンプーですよ」
「同じ香りがする」と言ったまま動かない。
どうしよう・・・ 時間が過ぎていく。
どの位たっただろうか、じっと動かずにいると
「俺、ちーちゃんの事好きなのになぁ」そう言って、私のおでこに優しくキスをした。
顔は見えないけれど、そうさんの苦しそうな声が耳元でしてドキドキする。
「北海道旅行行くの?ねえ、本当に女友だちと行くの?」ぎゅっと抱きしめられたままなので、コクンとうなずく。
「ちーちゃんに会えないの、寂しい。でもお友達と楽しんでおいでよ」最後に優しい声がする。
抱きしめられたまま、またコクンとうなずいた。
髪を乾かしていると、そうさんがバスルームから出て来た。
「ちーちゃん喉乾いたでしょ?麦茶飲む?」と麦茶を出してくれる。
冷たい麦茶が美味しい。
時計を見上げると11時を回っていた。
「本当にもう遅いから、今夜は泊まっていって」そう言ってそうさんがドライヤーを片づける。
どうしよう…麦茶の入っていたグラスをキッチンへ持って行き、洗いながら迷う。
「グラスありがとう」後ろからそうさんの声がして、腰に手を回してくる。
「もう遅い時間だから、心配なんだ。今夜は泊まっていってよ」耳元でそうさんの声がする。
「明日の朝早くに帰ります」
「うん、そうして、その方が安心だから。グラス洗ってくれてありがとう」
満足げにそうさんが笑いながら部屋の明かりを落とす。
「ちーちゃんおいでよ」ベッドに座ったそうさんが、立ったままの私を呼ぶ。
そっとそうさんに近づくと、腕を伸ばしてそうさんが私を抱き寄せる。
「ちーちゃんありがとう」ギュと抱きしめられ、そのままベッドに倒され、ドキっとする。
横たわった私を更に抱きしめる。
「ちーちゃんの髪の香り、一緒だ」と嬉しそうに髪に顔を埋める。
「そうさんのシャンプーですよ」
「同じ香りがする」と言ったまま動かない。
どうしよう・・・ 時間が過ぎていく。
どの位たっただろうか、じっと動かずにいると
「俺、ちーちゃんの事好きなのになぁ」そう言って、私のおでこに優しくキスをした。
顔は見えないけれど、そうさんの苦しそうな声が耳元でしてドキドキする。
「北海道旅行行くの?ねえ、本当に女友だちと行くの?」ぎゅっと抱きしめられたままなので、コクンとうなずく。
「ちーちゃんに会えないの、寂しい。でもお友達と楽しんでおいでよ」最後に優しい声がする。
抱きしめられたまま、またコクンとうなずいた。