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ひまわりの花束
第20章 好き?

今週も夕食を一緒に作り、美味しく食べた。
片付けも一緒にして、その後ソファーに座り一緒にお酒を飲んで楽しむ。

今週、庭師の職人さんと大きな庭園の仕事があり、職人さんとクライアントさんと打ち合わせをしたり確認をしたり忙しい一週間だった。思うように仕事が進まずモヤモヤした気持ちを愚痴ると、そうさんは嫌な顔をしないで話を聞いてくれる。
職人さんとの仕事の仕方をアドバイスされ、誰とでも上手く仕事をしているそうさんにも苦手な人がいるという話を聞きながら、思うようにできなくても仕方ない事を感じ、気持ちが楽になる。
気持ちが楽になったせいか、お酒もいつも以上に進む。

「ちーちゃん、飲み過ぎじゃないの?」そう言いながら私の顔を覗き込み、頬に触れる。

横に座るそうさんの身体が触れるけれど、気にならない。少し寄りかかるように体が触れる圧を感じるがそれも気持ちが良い。

「酔っぱらってませんて」そういうと

「大丈夫?」

「大丈夫です」そう言い終わらない瞬間に唇を奪われる。

私の唇をなぞるようなキスから、舌が入って来る。

気持ち良い。そんな思いで自分もそうさんの舌を追いかけるように絡める。

「ちーちゃん感じてるの」

ハアハア、答える事も出来ずに息が上がる。

部屋の中にキスの音と私の呼吸音が響く。
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