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第22章 好きってどういう事？

部屋に戻り、のんびりコーヒーを飲む。

ソファーに二人で並んで座る。

「ちーちゃん」私の耳元で囁くように私の名前を呼んで、寄りかかって来る。

「どうしたんですか？」寄りかかり返すようにそうさんに寄りかかりながらそうさんを見ると

「うん、少しこうしていたい、後、手繋いで」そう言って恋人つなぎをする。

「そうさんこそ何かあったんですか？」

「うーん、わからない」

「わからない？」

「うん、わからない」そう言い切ると黙り込んでしまった。

「仕事忙しかったから、疲れているんじゃないですか？」

「うーん、そうかもしれないな」そう言いながら繋いだ手に力が入る。

「疲れているなら私がオムライス作りますね」

「オムライスはいいよ」

「食欲無いんですか？それならなにかお腹にやさしい物作りましょうか？」

「そうじゃないんだ」そう言いながら、そうさんが身体を預けてくる。

「ちょっと待ってくださいよ」
慌ててつないだ手を離し、そうさんの身体を支える。