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ひまわりの花束
第28章 自分の気持ち
急に真顔になったそうさんが
「それってまた遊びに来てくれるっていう事?」
「あ、はい、考えておきます」
そうさんの真剣さに直ぐに返事が出来なくて言葉を濁す。
「そうなんだ」
あっさりと返されてしまった。
今が話をするタイミングだったのに・・・
自分の発言のタイミングの悪さにへこんでしまう。
「私も飲みます」
そう言って気分を変えるようにお酒を飲んだ。
少し意地になってしまい、ついつい飲み過ぎてしまった。
楽しい時間を過ごして、お腹も気持ちも満たされてお店を出た。
私が先に会計を済ませていたことに「そんな事しなくて良いのに」と言われた。
「先週はお世話になったので。タクシー代だって受け取ってくれないじゃないですか、だからです」
「良いのに。俺がしたかったからだよ」
「じゃあ、今度ごちそうして下さい。また今度」
「うんそうする。今夜はごちそうさま」
そう言って駅に向かって手を繋いで歩き始める。
人が行き交う交差点の赤信号で立ち止まると
ドキドキしながら思い切ってそうさんに寄りかかるように身体をくっつけると、
驚いたのか、繋いだ手に力が入るのが分かる。
そっと見上げるとそうさんと目が合うと急に恥ずかしくなり、そうさんの腕に抱き着いて顔を隠してしまった。
そんな私の髪をもう片方の手でクシャクシャっと撫でる。
「あ、髪の毛が」そう言ってあわててそうさんから離れるといきなり私を引き寄せて短いキスをしてくる。
「それってまた遊びに来てくれるっていう事?」
「あ、はい、考えておきます」
そうさんの真剣さに直ぐに返事が出来なくて言葉を濁す。
「そうなんだ」
あっさりと返されてしまった。
今が話をするタイミングだったのに・・・
自分の発言のタイミングの悪さにへこんでしまう。
「私も飲みます」
そう言って気分を変えるようにお酒を飲んだ。
少し意地になってしまい、ついつい飲み過ぎてしまった。
楽しい時間を過ごして、お腹も気持ちも満たされてお店を出た。
私が先に会計を済ませていたことに「そんな事しなくて良いのに」と言われた。
「先週はお世話になったので。タクシー代だって受け取ってくれないじゃないですか、だからです」
「良いのに。俺がしたかったからだよ」
「じゃあ、今度ごちそうして下さい。また今度」
「うんそうする。今夜はごちそうさま」
そう言って駅に向かって手を繋いで歩き始める。
人が行き交う交差点の赤信号で立ち止まると
ドキドキしながら思い切ってそうさんに寄りかかるように身体をくっつけると、
驚いたのか、繋いだ手に力が入るのが分かる。
そっと見上げるとそうさんと目が合うと急に恥ずかしくなり、そうさんの腕に抱き着いて顔を隠してしまった。
そんな私の髪をもう片方の手でクシャクシャっと撫でる。
「あ、髪の毛が」そう言ってあわててそうさんから離れるといきなり私を引き寄せて短いキスをしてくる。