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ひまわりの花束
第12章 花火の夜
お昼休み、そうさんが私の席にやって来た。

「ちーちゃんどうした?西野さんが何度も呼んでいたのに全然気が付かなくて。何かあった?」

「いえ、ちょっと考えていたら気が付かなくて」

「悩み事でもあるの?」

「はは、大丈夫です」

「そういうの、大丈夫じゃないよね。小島さんの所行って疲れた?」

「いえ、ひまわり畑とても綺麗で良かったですよ」
慌てて首を振る。

「なになに?二人で楽しそうじゃない?」

「あ、西野さん」

「どこか行って来たの?」

何て話をして良いのか悩んでいると、そうさんが

「昨日ちょうど見頃だった小島さんの農園のひまわりを見に行ったんです」

「あれ?俺だけ置いてけぼり?」

困った私の顔を覗き込んで、おどけたように話す西野さん。

「で、どうだったの?」

「ひまわり満開でとてもきれいで、素敵でした。お土産にまでいただいて、部屋に飾って楽しませていただいています」

慌てて答える私を見て笑いながら
「ふーん、で、どうだったの?」もう一度聞いて来る西野さん。

「え、???」どう答えたら良いのか判らずに言葉を詰まらせていると

「あははは、冗談、冗談」と笑いながらクライアントさんの所に打ち合わせに出かけて行ってしまった。


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