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ひまわりの花束
第12章 花火の夜

「嫌」
「本当に?」
キスをしながらそうさんがはだけた浴衣を脱がせてくる。
嫌と思うのに、キスに気をとられて気が付くとキャミソール姿になっていた。
ベットに横になった私を見降ろされて恥ずかしくなり顔をそむける。
スッと部屋の明かりが落とされる。
「これなら良いでしょ」そう言って再びキスをされる。
明かりの落とされた部屋にキスの音と互いの息の音が響く。
そうさんのキスが唇から首筋、胸に移る。
胸に降りて来たキスが、下着の上からでもどかしい。
でも自分からは脱げない。
「素直になったら」そう言ったそうさんが肩ひもを下ろす。
直接肌の上をすべるキスが気持ち良い。
感じている私の顔を見て、一気に胸を露わにする。
「恥ずかしい」そう思った時には既にそうさんに思い切り吸われ、てっぺんをぎゅっと噛まれた。
「あっつ」我慢していた声が出ちゃう。
嫌なはずなのに、もっと、もっと舐めて、噛んでと望んでしまう。

