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ひまわりの花束
第2章 週末の楽しみ
ワインに酔って、お店を出た後、雨が止んだ川沿いをゆっくりと歩く。

湿度が高くてジメジメしているけれど、久しぶりだから手を繋いで水たまりを飛び越えながら歩く。

「ちーちゃん酔ってるの?」

「え、酔っていないよ。ちょっと気持ちいいだけ」

「あははは、酔ってる」

明先輩があきれたように笑った。

駅前まで来て、ふと明先輩の顔を見上げた。

何でだろう?明先輩がこのまま帰ると言われそうで慌てて声をかける。

「明先輩、部屋に来ませんか?」
「まだずっと一緒にいたいの」

「…うん良いよ」

いつもと変わらない笑顔で見降ろしてくる。

急に恥ずかしくなって、明先輩の腕をぎゅっと抱きしめた。

途中のコンビニで飲みものを買って、明先輩とマンションに帰った。
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