この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第12章 育児
寝ていた俺は蓮の泣き声で目を覚ました。
時計を見ると1時30分。
あれ、どうしたんだろう……
オムツかな?
ベビーベッドから蓮を抱き上げてリビングに移動して、とりあえずオムツを変えた。
でも蓮は泣き止まない。
「吏生、どうしたの…?」
「蓮が泣き止まない。ミルクもあげたし、オムツも変えてみたんだけど」
「なんだろう?ゲップはした?」
あ………、
そういえばミルクあげた後、ゲップさせてないや。
「忘れてた…。お腹苦しいのかな」
「そうかもしれない」
縦抱きに変えて、背中をトントンしていると「げふっ」と聞こえた。
「吏生、ゲップさせるの上手だよね」
………そう?
百合は蓮の顔を覗き込むと「あ、寝てる」と頭を撫でていた。