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特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第5章 小さな命
「百合、言ってくれなきゃ分からない」
「やだ…っ、あっち行って…」
完全に俺を拒否ってる。
俺、百合に何かしたっけ…?
身に覚えはないけど、百合は理由も無く泣いたりしないし俺を避けたりしない。
膝の上に百合を乗せても、ずっと下を向いたまま目を合わせてくれない。
「何かしたなら謝るから教えて?」
そう言うと、百合は口を開いた。
「昨日は何してたの…?」
「会食だけど…」
前から伝えてあったし、LINEもしたよね?
でも、次に言われる言葉に俺は深く反省する事になる。