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特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第5章 小さな命
「それいつ分かったの!?」
「昨日……」
「だったら昨日言ってよ!黙ってる事ないじゃん」
「吏生帰ってくるまで待ってたのに…香水の匂いするし……夜遅かったし……浮気してたのかと思って………」
あーー…、うん。
それで言い出せなかったし、昨日の夜から態度がおかしかったって訳ね…
これは俺が悪いから責めれない……
「あーマジで夢みたい…百合との赤ちゃんがいるなんて幸せすぎる。明日の病院俺も行く。仕事あっても絶対休む。エコー見れるのかな?性別ってどのくらいから分かるんだろう。あ、先生って女?」
「………男」
「じゃあダメ。病院変えよう。俺が調べておくね。あ、予約した病院どこ?予約取り消ししてもらわないと。俺が電話するから百合は気にしなくていいよ」
「吏生……、ちょっと落ち着いて」
え?落ち着けるわけないでしょ。
だって百合の身体に触れるのは俺だけって決まってんじゃん。俺以外の男が触るなんてありえないんだけど。