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貴方を諦めます
第15章 彼は積極的
相変わらず涼ちゃんは私の作った料理を美味しいって言って残さず全部食べてくれた。


洗い物をしていている間、涼ちゃんにはお風呂に入ってもらった。


10分くらいで出てきた涼ちゃんは髪がまだ濡れていて色っぽい。



「ごめん、ドライヤー出し忘れてたね」

「いいよ、香織も早く入ってゆっくりしよ」



涼ちゃんにドライヤーを渡して、私もお風呂に入ることにした。




そう言えば、寝るところどうしよう。


ベッドは当たり前に1つしかない。


でも狭いのが嫌な私はサイズをセミダブルに変えたから、2人でも全然寝れる。


手は出さないって約束するって言ってたし、私がソファで寝るなんて言ったら優しい涼ちゃんはきっと自分がソファで寝るって言うだろう。


それなら一緒にベッドで寝た方がいい。


大学の時も普通に寝てたし。


その時も手を出されたことは無い。
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