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貴方を諦めます
第17章 彼との時間
涼ちゃんから電話が来て、今日は仕事が終わったらご飯に行くことになっている。


17時になって会社を出ると、仕事が終わって駅に向かっている事を涼ちゃんにLINEをした。


直ぐに返信が来て、涼ちゃんはもう待っているっぽかった。



「じゃあね、また月曜日」

「はい、お疲れ様でした」



朱里さんと駅で別れて、涼ちゃんを探した。

キョロキョロしていると、少し離れたところにスマホを弄ってる涼ちゃんを見つけた。


涼ちゃんも仕事終わりなのかスーツを着ていていつもよりかっこよく見える。


「涼ちゃんっ、お待たせ」

「そんな急がなくていいのに」


小走りで涼ちゃんに寄れば、いつも通りの優しい言葉をかけてくれた。


それから朱里さんとよく行く居酒屋に行って、最近の涼ちゃんの事を聞くことにした。

東京に来たばかりで忙しそうだったから。
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