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貴方を諦めます
第17章 彼との時間
受付に戻ると、何やら朱里さんがニヤけてる。


「さっきの爽やか系のイケメン知り合いなの?」

「あ、あの人がこの前相談した例の……」


涼ちゃんの事を言えば、朱里さんは凄くビックリしていた。


それもそうだよね、まさかうちの会社に涼ちゃんが来るなんて私も思ってもみなかった。



「いい男じゃん。香織の話を聞く分には最低野郎って思ったけど」

「外見が良すぎて隣にいるのも気が引けます…。あ、朱里さん今週の飲み会行きません?私課長に誘われちゃって…」

「しょうがないわねぇ…、一次会だけよ」

「はいっ」



朱里さんと飲めるの久しぶりだ。

また色々話を聞いてもらおう。


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