この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴方を諦めます
第17章 彼との時間
「あ、駅前の和菓子屋さん行ったんだね」


透くんの手には私が涼ちゃんに教えた和菓子屋さんの紙袋が握られていた。


「うん、少しは機嫌取りできるかな?副社長がこんなガキでなめられそうだけど」

「涼ちゃんなら大丈夫だよ、頑張ってね」



元気付けるように少し笑えば涼ちゃんも少し安心したような顔をした。


10階にある会議室に着き、会議室扉をノックすると中から課長の声がした。


中に入って涼ちゃんと透くんに「こちらへ」と席に案内すると、何故か私が課長から話しかけられた。




「香織ちゃん、金曜日仕事終わりに飲み会やるけど来ないか?最近ずっと来てないだろ?」





本当なら行きたくないけど、ここで機嫌が悪くなられても涼ちゃんが大変になりそうだなぁ…



「課長が誘ってくれるなんて珍しいですね。今回は行こうと思ってます」

「本当か!?いやぁ、うちの若いのも日比谷は来ないのかって残念がってたからきっと喜ぶよ」

「それは嬉しいです。では、私は失礼します」


多分、坂井くんだろうなぁ…

同期は私しかいないし、いつも来いって言われるし…
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ