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貴方を諦めます
第17章 彼との時間

「透、先に事務所帰ってていいよ」
「え!?俺も香織さんとランチ行きたいっす…」
「…………邪魔」
「香織さんいいっすよね!?」
「勿論」
別に断ることの事でもないと思って返事をすると涼ちゃんは分かりやすく嫌な顔をする。
そんな涼ちゃんを気にもせず、透くんはご機嫌だ。
近くのカフェに入り、3人分のランチを頼む。
「商談どうだったの?」
「香織のおかげであの変態課長、機嫌良くていい感じ」
「私のおかげじゃないよ、きっと涼ちゃんが仕事できるからじゃない?」
涼ちゃんと話していると、隣で透くんがうんうんと頷いている。
きっと自慢の上司なんだろうね。
少しして、運ばれてきたランチを3人で食べていると、透くんが楽しそうに喋り出す。
「香織さん噂通りっすわ~。そりゃあの課長も鼻の下伸ばしますよ」
「なんの事?」
「△△コーポレーションの受付嬢が美人って有名な話っすよ?」
朱里さんの事ね。
「朱里さん美人だよね。隣にいるのが苦痛になるよ」
「いや…、え?自覚無し?」
「ん?」
何?この空気。
さっきまで透くん、ノリノリで話してたのになんで急に静かになるの?
「え!?俺も香織さんとランチ行きたいっす…」
「…………邪魔」
「香織さんいいっすよね!?」
「勿論」
別に断ることの事でもないと思って返事をすると涼ちゃんは分かりやすく嫌な顔をする。
そんな涼ちゃんを気にもせず、透くんはご機嫌だ。
近くのカフェに入り、3人分のランチを頼む。
「商談どうだったの?」
「香織のおかげであの変態課長、機嫌良くていい感じ」
「私のおかげじゃないよ、きっと涼ちゃんが仕事できるからじゃない?」
涼ちゃんと話していると、隣で透くんがうんうんと頷いている。
きっと自慢の上司なんだろうね。
少しして、運ばれてきたランチを3人で食べていると、透くんが楽しそうに喋り出す。
「香織さん噂通りっすわ~。そりゃあの課長も鼻の下伸ばしますよ」
「なんの事?」
「△△コーポレーションの受付嬢が美人って有名な話っすよ?」
朱里さんの事ね。
「朱里さん美人だよね。隣にいるのが苦痛になるよ」
「いや…、え?自覚無し?」
「ん?」
何?この空気。
さっきまで透くん、ノリノリで話してたのになんで急に静かになるの?

