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貴方を諦めます
第18章 彼女に漬け込みたい

────────…
あれから数ヶ月が経ち、季節は冬になろうとしている。
東京に来てから忙しかった仕事もだいぶ落ち着いてきた。
「今日はもう終わり。じゃあな透」
「駅まで一緒に行きましょうよ」
「今日香織のとこ行くから」
「そうっすか。てか、香織さんマジで手強いっすね…、脈なしっすか?」
うざい……
透は香織の事になるとやたらと突っ込んでくる。
なんなら「俺も香織さんに惚れたかも…」とか言ってたし。
今日は金曜日だし、香織を誘ってゆっくりご飯でも食べようと思ってた。
香織の仕事場の前で待ってみよう。
今週は予定無いって言ってたし。
でも、肝心な香織は昨日から連絡しても返事がない。
毎日連絡は取り合ってるのに、こんなに放置されると不安になる。
いつも定時で仕事を終える香織はもう少しで職場から出てくるはず。
そう思ったのに…
出てきたのは香織と一緒に受付をしてる朱里さんだけだった。
何度か香織を職場まで迎えに来たことはあるけど、いつも2人で職場を出て駅まで一緒に帰るのを知ってる。
最悪な状況が頭をよぎった。
また香織がいなくなったかもしれない……
あれから数ヶ月が経ち、季節は冬になろうとしている。
東京に来てから忙しかった仕事もだいぶ落ち着いてきた。
「今日はもう終わり。じゃあな透」
「駅まで一緒に行きましょうよ」
「今日香織のとこ行くから」
「そうっすか。てか、香織さんマジで手強いっすね…、脈なしっすか?」
うざい……
透は香織の事になるとやたらと突っ込んでくる。
なんなら「俺も香織さんに惚れたかも…」とか言ってたし。
今日は金曜日だし、香織を誘ってゆっくりご飯でも食べようと思ってた。
香織の仕事場の前で待ってみよう。
今週は予定無いって言ってたし。
でも、肝心な香織は昨日から連絡しても返事がない。
毎日連絡は取り合ってるのに、こんなに放置されると不安になる。
いつも定時で仕事を終える香織はもう少しで職場から出てくるはず。
そう思ったのに…
出てきたのは香織と一緒に受付をしてる朱里さんだけだった。
何度か香織を職場まで迎えに来たことはあるけど、いつも2人で職場を出て駅まで一緒に帰るのを知ってる。
最悪な状況が頭をよぎった。
また香織がいなくなったかもしれない……

