この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴方を諦めます
第19章 動き出した心
車に乗っている時、意を決して正樹にさっき言いかけたことを言った。


「正樹、ごめんね…、私正樹とはもう付き合えない」

「……」

「好きな人がいるの」




口にしたら自分の感情がブワッと溢れてきた。


「数ヶ月ずっと、気持ちのない私の側にいて支えてくれたの」

「そっか…」

「それがどれ程辛いか、分かってるのに…応えてあげれなかった事を今更後悔してる」



分かってたはずなのに、私はきっと涼ちゃんを無意識に何度も傷つけていたかもしれない。


自分に気持ちがないと分かってて、側にいる事の辛さを私は何年も経験したのに…


どうして今更気づいたんだろう…



きっと正樹が今日誘ってれなかったら、ずっとこのままだったかもしれない…


「もしソイツが香織を泣かせるようなことがあれば俺が奪いに行く」

「え…」

「嘘、はい、着いたよ」



外を見ればもうマンションに着いていた。
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ