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貴方を諦めます
第20章 通じ合う心
ソファに座ってる涼ちゃんはいつもより悲しそうで、私の目を見てくれない。
「涼ちゃん、いつから待ってたの?寒かったでしょ」
いつの間に季節は冬になってたから、肌寒い。
コーヒーを入れて涼ちゃんの前のテーブルに置く。
私の問いかけを無視して涼ちゃんは話し出した。
「あの人…、イケメンだった」
「そう?」
涼ちゃんの方がイケメンだと思うけど…
「車もいいやつ乗ってた」
「そうだね」
確かに誰が見ても分かるような外車。
「それでも無理…、香織、行かないでよ」
「行かないよ」
行くわけないよ。
だって……
「あの人にはさっきお別れを言ったの。他に好きな人がいるからって」
「え……?」
涼ちゃんはやっと私を見てくれたけど、その瞳は戸惑いを隠せていない。
「涼ちゃん、いつから待ってたの?寒かったでしょ」
いつの間に季節は冬になってたから、肌寒い。
コーヒーを入れて涼ちゃんの前のテーブルに置く。
私の問いかけを無視して涼ちゃんは話し出した。
「あの人…、イケメンだった」
「そう?」
涼ちゃんの方がイケメンだと思うけど…
「車もいいやつ乗ってた」
「そうだね」
確かに誰が見ても分かるような外車。
「それでも無理…、香織、行かないでよ」
「行かないよ」
行くわけないよ。
だって……
「あの人にはさっきお別れを言ったの。他に好きな人がいるからって」
「え……?」
涼ちゃんはやっと私を見てくれたけど、その瞳は戸惑いを隠せていない。