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貴方を諦めます
第20章 通じ合う心
それから暫くは香織が落ち着くまでそのままだった。
「香織、何もしないからこっち見て?」
やっと香織が俺だけのものになったのに目も合わせてもらえないなんて悲しすぎる。
ゆっくり顔を上げた香織の顎をスッと掴んでそのまま触れるだけのキスをすると、ビックリしたのか香織の目が見開いた。
「何もしないって言ったのに…」
「もう我慢できない。何年我慢してたと思ってんの?」
「何年……?」
香織が知らないだけ。
高校生の時、やっと手に入れられるかもと思ったのに触れることすらできなくなって、その時からずっと香織に触れる事を我慢してきた。
嫌われるのが怖くて、香織から触れてくれるのを待ってた。
「軽く8年くらい?」
「嘘……」
もうなんでもいい。
過去の事はもういい。
今香織が俺のところにいるからそれでいい。
「香織、何もしないからこっち見て?」
やっと香織が俺だけのものになったのに目も合わせてもらえないなんて悲しすぎる。
ゆっくり顔を上げた香織の顎をスッと掴んでそのまま触れるだけのキスをすると、ビックリしたのか香織の目が見開いた。
「何もしないって言ったのに…」
「もう我慢できない。何年我慢してたと思ってんの?」
「何年……?」
香織が知らないだけ。
高校生の時、やっと手に入れられるかもと思ったのに触れることすらできなくなって、その時からずっと香織に触れる事を我慢してきた。
嫌われるのが怖くて、香織から触れてくれるのを待ってた。
「軽く8年くらい?」
「嘘……」
もうなんでもいい。
過去の事はもういい。
今香織が俺のところにいるからそれでいい。