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貴方を諦めます
第22章 永遠に…

「美味しかった?」

「うんっ、涼ちゃんと来れてよかった」


デザートを涼ちゃんと一緒に食べて、大満足の私。


涼ちゃんを見ると、何故かソワソワしてる。


どうしたんだろう?



「香織、話がある」



真剣な顔をした涼ちゃんから目が離せなかった。


涼ちゃんはスーツのポケットから手のひらに収まるサイズの箱を取り、それをテーブルの上に置いた。


これはよくドラマとかで見るシチュエーション…



テーブルに置かれた小さな箱を涼ちゃんはゆっくりと開け、私を真っ直ぐ見て口を開く。
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