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貴方を諦めます
第8章 彼女が消えた

「話がある」

「あたし、あんたと一緒に居たくないんだけど」

「知ってる、でも今回だけでいいから」

「はぁ~…」



高橋が嫌がるのもわかる。


俺が色んな女の子と関係を持ってるから、自分も同じように思われるのは嫌だろうし。





比較的空いてるカフェに入ると、高橋は慣れたようにカフェラテを頼んだ。

とりあえず俺もコーヒーを注文する。







.
.


「で、話って何?」


「香織と連絡が取れない」


「ふーん」


「どこにいるのかも分からない」


「だから?」



冷たすぎない?


これじゃあ聞きたいことも上手く聞けそうにないんだけど…
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