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貴方を諦めます
第8章 彼女が消えた
「香織に会いたいんだけど、連絡も取れないしアパートに行っても応答ないから高橋から伝えてほしいんだけど」


「やだ」


「…………頼む」


「あんたさ、一度でも香織の気持ち考えたことあった?」





何も言えなかった。


俺はいつだって自分の事ばっかりだったから。





「何年あんたに片思いしてたと思ってんのよ


あんたの隣にいても他の女が来れば邪魔しちゃいけないと思って離れていく香織の気持ちわかる?


隣の席に座って毎回違う女の香水の匂いがするあんたにどんな気持ちだったと思う?


通りすがりにヤッてる時の声を聞いちゃってどんな気持ちだったと思う?


今更何なのよ


どれだけ香織を傷つければ気が済むの?


何回泣かせれば満足するのよ…


香織が優しいからってなんでも許されると思ってんじゃないよ」




全部知らない事だった。


俺は香織のことを何も知らなかった。
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