この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
貴方を諦めます
第13章 彼の想い

涼ちゃんは変わった気がする。
今までは私の事に興味無さそうだったのに、家族のことや仕事のことを聞いてくる。
だから私も「涼ちゃんは?」と聞かれたことと同じことを聞き返した。
初めて知ることが多くて友達ができたみたいな感覚だった。
涼ちゃんはシングルファザーで育ったらしい。お父さんとお兄さんと3人家族。
お母さんは?なんて聞けなかった。なんだか触れてはいけないことに思えたから。
凄く気になったけど…
でも、この事を聞くために私に会いに来てくれたの?
なんか意外…。
ドリンクも飲み終えて、スマホを見るとゆっくりできる時間は後10分くらいしか無かった。
美紅もホームでもう待ってるかもしれない。
「涼ちゃん、そろそろ私行かなきゃ。また来週ね」
席を立って飲み終わったカップを捨てる。
そしてお店から出ると────
涼ちゃんは私の手を取って歩き出した。
今までは私の事に興味無さそうだったのに、家族のことや仕事のことを聞いてくる。
だから私も「涼ちゃんは?」と聞かれたことと同じことを聞き返した。
初めて知ることが多くて友達ができたみたいな感覚だった。
涼ちゃんはシングルファザーで育ったらしい。お父さんとお兄さんと3人家族。
お母さんは?なんて聞けなかった。なんだか触れてはいけないことに思えたから。
凄く気になったけど…
でも、この事を聞くために私に会いに来てくれたの?
なんか意外…。
ドリンクも飲み終えて、スマホを見るとゆっくりできる時間は後10分くらいしか無かった。
美紅もホームでもう待ってるかもしれない。
「涼ちゃん、そろそろ私行かなきゃ。また来週ね」
席を立って飲み終わったカップを捨てる。
そしてお店から出ると────
涼ちゃんは私の手を取って歩き出した。

