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アブノーマル
第1章 屋上で
「へー。杉下さんもそんなの読むんだ」
休憩中、私は会社の屋上でおにぎりを食べながらスマホで電子書籍を読んでいた。
「真面目が服着て歩いているみたいな杉下さんも、脱げばただの女って事なんですね」
いきなり後ろから声を掛けてきたのは、営業部のエースの石田君。
「いつも一人で何見てるんだろうって思ってたけど、こんなエロいの見てたとか俺ショックですよー先輩」
私は彼と同じ部の事務業をしていて石田君より一年先輩。
「 皆んなが知ったら驚くでしょうね」
営業の事務業務は雑多に仕事がありコミュニケーション能力が低い私は、黙々と仕事を処理していくのが好きで
「杉下さん。そんな顔も出来るんですね」
皆からロボットみたいと言われていることも知っている。
「えっと、これは間違えて開いちゃっただけで、それより人の携帯覗くのはマナー違反だと思うけど」
私は、焦りスマホをポケットに入れ石田君に背を向けペットボトルのお茶に口をつけた。
「杉下さんの動揺してるの見れてラッキーです。何時も話しかけるなオーラ出まくりですもんね」
女子社員の間では、わんこと呼ばれて人気がある石田君は誰にでも優しくて
「俺も明日からここで昼飯食べようかなー」
こんな愛想もない私にもよく話しかけてくれるから、本当にいい子だと思ってたんだけど
「杉下さん。誰にも言われたくなかったら今夜付き合って下さいね」
と私の顔を覗き込み、彼は悪魔の様な不敵な笑みを浮かべ私に爆弾を落とし、その場から去って行った。
休憩中、私は会社の屋上でおにぎりを食べながらスマホで電子書籍を読んでいた。
「真面目が服着て歩いているみたいな杉下さんも、脱げばただの女って事なんですね」
いきなり後ろから声を掛けてきたのは、営業部のエースの石田君。
「いつも一人で何見てるんだろうって思ってたけど、こんなエロいの見てたとか俺ショックですよー先輩」
私は彼と同じ部の事務業をしていて石田君より一年先輩。
「 皆んなが知ったら驚くでしょうね」
営業の事務業務は雑多に仕事がありコミュニケーション能力が低い私は、黙々と仕事を処理していくのが好きで
「杉下さん。そんな顔も出来るんですね」
皆からロボットみたいと言われていることも知っている。
「えっと、これは間違えて開いちゃっただけで、それより人の携帯覗くのはマナー違反だと思うけど」
私は、焦りスマホをポケットに入れ石田君に背を向けペットボトルのお茶に口をつけた。
「杉下さんの動揺してるの見れてラッキーです。何時も話しかけるなオーラ出まくりですもんね」
女子社員の間では、わんこと呼ばれて人気がある石田君は誰にでも優しくて
「俺も明日からここで昼飯食べようかなー」
こんな愛想もない私にもよく話しかけてくれるから、本当にいい子だと思ってたんだけど
「杉下さん。誰にも言われたくなかったら今夜付き合って下さいね」
と私の顔を覗き込み、彼は悪魔の様な不敵な笑みを浮かべ私に爆弾を落とし、その場から去って行った。