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密会
第1章 🌹April🌹
「...ん...」
歯列の裏をなぞられ、快感に息を漏らす。
深い口付けをしながら、手は私の胸や太ももに触れていく。
「はぁ...ん...んぅ...」
彼のテクニックと絶妙なボディタッチに快感を拾い始めた私は、思わず両膝を擦り寄せる。
羞恥心を煽るような粘着質な水音が聞こえ、舌を絡め取られる気持ちよさに、ウットリしていると、切れ長の目を細めた彼と視線が重なった。
ドクリと跳ねた私の心臓。
その直後に、彼の唇がゆっくりと離れていった。
名残惜しいと思う、ぼんやりと霧がかかったような頭が次第に冷えてくると、己の顔を覆いたくなった。