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密会
第11章 🌹March🌹(終章)-2
「では...いつが適切だと考えている...?」
彼の、剃刀のように鋭利な三白眼からスゥっと目の光が無くなった。
「えっと...まだ...正確には考えてなくて...」
まさかその部分を深掘りしてくるとは思っていなかった美月は、目を左右に泳がせながら、何とかそう誤魔化すしかなかった。
「......................ああ、要らないのか。」
彼は不気味な程穏やかな声色でそう言うと、生気を失った目はそのままに、口角を歪めて奇妙な笑いを浮かべた。
「ち、違う!!!...わ、私は」
彼のだたならぬ雰囲気に焦った美月だったが、その口を彼は唇で強引に塞ぐと、荒々しいピストン運動を再開させた。
美月は悲鳴すらあげる事が出来なかった。
瞳孔が開き、凶悪な肉食獣のような瞳を向ける男から乱暴にナカを突き上げられ、暴力的な快楽を受け入れる他なかったのである。
「俺を愚弄するのもいい加減にしろ、美月。」
射精する寸前、彼は美月の唇から彼女の耳元に移動し、そう低く言うと、勢いよく彼女の痙攣した膣内に熱い白濁液を放ったのだった。