この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
密会
第12章 🌹March🌹(終章)-3



「黎一さん、私をどうしても手放したいと言うならそうして下さい。私はこの綺麗な指輪だけ頂いていきます。でも私は待ってます。貴方がまたプロポーズしてくれるのを。10年先でも20年先でも、ずっと待ってます。どんなに貴方が老いても待ってます。
貴方が好きだからずっと待ってますから。」



頬を伝っていった美月の涙が、黒いリングケースの上に落ちていく。

キツく抱きしめていた彼の腕が解けていく。

片方の、ややささくれ立った彼の指先が美月の頬に触れ、指先で優しく涙を拭った。


俯いていた顔を上げれば、



愛想を崩した彼の熱のこもった視線とぶつかった。




「俺と結婚してほしい。命に替えてもお前を守り、幸せにすると誓う。生涯をかけてお前の為に誠心誠意尽くす事を約束する。俺の妻になってほしい。
結婚してくれ。」



それは


一切飾りの無い彼の真摯な告白だった。


そして美月が夢にまで見たプロポーズの言葉だった。


改まって宣言した彼の真剣な言葉と

決然とした瞳に美月は射止められる。






「もちろん...喜んで。」



泣き顔から一転し破顔すると、美月は彼の告白を受け入れた。


すると、軽い、触れるだけの優しいキスをされる。

美月は彼が舌を入れやすいように唇の隙間を開けた。

彼女の肉厚な唇と唇の隙間に舌を入れようとした彼だったが、すぐに思い止まると彼はゆっくりと唇を離したのだった。

/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ