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密会
第3章 🌹June🌹


「いや...お前に興味があるんだ。その為の口実だ。」

そう言い切ると、彼は唇を強引に重ねてきた。彼の分厚い舌が唇の隙間から無遠慮に侵入してきて、逃げようと思ってもすぐに絡め取られてしまう。

「んっ...アァ...」

舐めて、吸って、ゆっくりと包み込んで。
性急ではなく、舌を大きく動かす彼の舌使いに忽ち虜になった私の頭は、彼から与えられる快楽でいっぱいだった。

「!...んっ...ヤァ...」

助手席側へ身体を乗り出した彼の片手が私の太ももをゆっくりと撫で回す。
自然と淫らに大きく開いていく私の足から更に手を差し込んで、クリトリスがある付近に到達すると、指の腹で愛撫する。

「んっ....んんぅ...ッ」

ゆっくりと円を描いたり、指の腹でつついて潰したり
そんな弄ぶような指先が、二本指でこねくり回すような手つきへ変わっていく。

彼の口で塞がれた口内は息苦しいのに気持ち良い。
いつのまにか喘ぎ声1つ漏らす事ができない程深く舌を絡め取られながら、下からジェットコースターのように急速に迫り上がってくる快感に腰をユラユラと動かした。

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