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私のお部屋
第3章 パパ活

翌朝、由香はいつも通りに学校に登校した。

良美先輩に
「もう高校は中退するわ、
早く働いて自立したいの」と言ったが

「何、バカな事を言ってるの!
せめて高校だけは卒業しなさい
じゃなきゃここを追い出すわよ」と諭された。

今、追い出されたら
本当に路頭に迷ってしまうので
由香は渋々登校したのだ。


朝のホームルームが終わると
由香は担任の豆田先生に呼び出された。

「由香、お前、家出したんだって?」

「ママから連絡があったの?」

家出すると走り書きのメモを
テーブルに残してきたので
今朝、それを見たママが
担任の豆田に連絡したのね

「どうした?親子喧嘩でもしたか?」

こういうことはよくあることなのか
担任の豆田先生は落ち着き払っていた。

「別にどうだっていいじゃん」

由香は、
ちょっぴりグレたような言い方をしてみた。

「ああ、お前の言うように
別にどうだっていいんだけどな
家出するって言ったって、
まさか野宿とかしてないよな?」

まさかネカフェでも転々とするつもりか?
よせよせ、お金がかかって仕方ないぞ

どうやら豆田は、
そのうち由香が家に帰ると思っているのか
面倒くさそうにそう言った。







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