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私のお部屋
第4章 叱られちゃった
おじさまは情事を終えると
とても満足してくれた。
「家まで送るよ」
そう言ってくれたけど
居場所を知られるのが怖かったので
それは丁寧にお断りした。
「なんだい、つれないねえ
セックスをした関係だと言うのにさ
でも、君、なかなか良かったよ
リピーターになってやるから
次もよろしくね」
私は、気持ちいいことをしてお金をもらえるなんて
パパ活って私に向いていると思った。
おじさまと別れて良美先輩の部屋に帰ると
ドアを開けた瞬間、カレーの良い匂いがした。
居候なんだから、
私が夕飯を作らなきゃいけなかったのに
とんでもなく申し訳ない気持ちになった。
「ただいま…」
「お帰りぃ~、ずいぶんと遅かったのね」
ちょうどカレーが出来たのよ
一緒に食べようねと
先輩は優しい言葉をかけてくれた。
二人でカレーを食べながら
やっぱり今日の事を報告しておくべきだわと
会話が途絶えた瞬間を見計らって
私は思いきって
「先輩…私、今日、パパ活してきちゃった」と
ちょっと自慢気に話した。
「まあ!そうだったの?
やったじゃん、いくら稼いだ?」
「喜んでください先輩、
一万円もいただいちゃいました」
そう告げると、先輩の顔がちょっぴり曇った。