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私のお部屋
第6章 危ない男
「そいつはいい
由香、グッドアイデアだ」
仲居さんは顔を真っ赤にして戸惑っている。
「君、この後の予定は?」
「あ…今夜はこれで終わりです…」
じゃあ、決まりね
面白くなりそうねと
寝転んだままの由香がパンパンと手を叩いた。
「さあ、突っ立っていないでこちらにおいで」
男は仲居さんの手を引いて抱き締めた。
「君、名前は何て言うの?」
「奈緒美…です…」
男との触れあいは久しぶりなのか
奈緒美さんはハアハアと呼吸を荒くしはじめた。
「君のお尻を眺めてみたいな…」
男は奈緒美を壁に手をつかせて
前傾姿勢を取らせると
そのまま着物の裾を捲り上げて
奈緒美の尻を露出させた。
「ふぅ~ん…面白くない下着を履いているんだね」
奈緒美はスーパーで売っているような
三枚千円ぐらいのダサいショーツを履いていた。
「いやん…だってお仕事ですもの
男の目に曝されるなんて思っていなかったから…」
自分でもダサいショーツだという認識があるのか
奈緒美は茹でダコのように顔を真っ赤っかにした。
「おばさん、女は中身で勝負よ」
由香は畳の上に転がっていたビデオカメラを
拾い上げて男と奈緒美を撮影し始めた。