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NTR人妻強制淫交
第2章 思わぬ誤算
その時ふと、昨日の夜、俺の腕の中で泣いていた芽衣の顔が頭をよぎった。
――周ちゃん、大好き。愛してる。
芽衣だって辛いに違いない。いや、本当に辛いのは、好きでもない男に身体を任せなければならない芽衣のほうだ。芽衣は、俺のために勇気を出して、それをしてくれるって言ってるんじゃないか。それなのに俺は……。俺は……。
俺は拳をギュッと握りしめた。
結局俺は自分のことしか考えていないことに気づいた。他の男と比べられて、芽衣に蔑まれるのが怖いだけだ。単なる意気地なしだ。芽衣は、俺を愛していると言ってくれた。いまも信じて欲しいと言ってくれている。だったら信じてあげればいい。なぜそれができないんだ。クソッ!
いつの間にか俺は泣いていた。頬を伝ってポロポロと涙が落ちていく。
背の高い方の男が大きな声を出した。
「グズグズするなって言ってる。周大、早く決断して!」
青ざめた顔でアシュラフが叫ぶ。
「周ちゃん、お願い!」
芽衣が眉を八の字にして訴えてくる。
これ以上考えている時間はないようだ。
「……わかった。まかせる」
俺は、断腸の思いで吐き出すように言った。
「ありがとう、周ちゃん」
芽衣は、子どもに語りかけるときのような優しい声音で答えてくれた。
「アシュラフ、芽衣のこと、よろしく頼む」
「わかった」
神妙な面持ちで頷くアシュラフの顔を見ながら、拳を握りしめたまま俺はシャツの袖で涙をぬぐった。
――周ちゃん、大好き。愛してる。
芽衣だって辛いに違いない。いや、本当に辛いのは、好きでもない男に身体を任せなければならない芽衣のほうだ。芽衣は、俺のために勇気を出して、それをしてくれるって言ってるんじゃないか。それなのに俺は……。俺は……。
俺は拳をギュッと握りしめた。
結局俺は自分のことしか考えていないことに気づいた。他の男と比べられて、芽衣に蔑まれるのが怖いだけだ。単なる意気地なしだ。芽衣は、俺を愛していると言ってくれた。いまも信じて欲しいと言ってくれている。だったら信じてあげればいい。なぜそれができないんだ。クソッ!
いつの間にか俺は泣いていた。頬を伝ってポロポロと涙が落ちていく。
背の高い方の男が大きな声を出した。
「グズグズするなって言ってる。周大、早く決断して!」
青ざめた顔でアシュラフが叫ぶ。
「周ちゃん、お願い!」
芽衣が眉を八の字にして訴えてくる。
これ以上考えている時間はないようだ。
「……わかった。まかせる」
俺は、断腸の思いで吐き出すように言った。
「ありがとう、周ちゃん」
芽衣は、子どもに語りかけるときのような優しい声音で答えてくれた。
「アシュラフ、芽衣のこと、よろしく頼む」
「わかった」
神妙な面持ちで頷くアシュラフの顔を見ながら、拳を握りしめたまま俺はシャツの袖で涙をぬぐった。