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ターゲットはシニア
第5章 その4
「ああ、あんたが三人目や。あんたの孫みたいなんもいるで。それにもうひとり、これもいい女や。若いほうが身体を悪うしてしもてな、それで看護させる意味もあって、あんたみたいに拐うてきたんやが、こいつは何も知らん、何も出来ん女や」

「上も下も最高やないかい。顎が外れるまで我慢しよるし、締まりもええ」

「お前が何発もしよるさかい、どっちもガタガタになりよったんやで」

「そらおっさんよりは元気やで」

 男たちの乾いた声が耳障りだった。私はここでは奴隷ですって?
 そうか、監禁だ。私は監禁されたんだわ。
 それにしてもここは一体どこなの?鳳駅から歩いてニ十分ほどだったけど、こんな町の中に人を監禁することなんか、出来るのかしら。

 これからおきるかも知れないいろんなことを想像して、ガクガクと身体を震わせていると、一番若い子がトントンと軽快に近づいてきて、私のお尻をペシッと叩いた。
「あ痛ッ!」
 子どもだけどやることは大人と同じだ、私は叩かれたあたりを手で擦ることしかできない。

「おばはん、あんたはわいらの相手っちゅうより、女らの看護や。香織はどうでもええけど、サヤだけは何とかしてくれ。さ、こっちに来るんや」
 そう言うと、私の乳房をぶるんと平手打ちのようなことをしてから、腕を掴んで工場の方に歩き出した。

「逃がすなよォ」
 背中から中野の声が聞こえる。

 悔しいけれどこの子に声を掛けるのも怖い。私は黙って抵抗せずについていった。

 工場の一角、トイレの横に大きな部屋があり、そのドアの前で少年は私の腕を離して、ズボンから鍵を取り出した。
「ここはな、工員たちの休憩室やったとこや。そやから割にでかい部屋やで。流しかてあるんや。水くらいならわしらに頼まんでも飲めるんや。ええ待遇やな」

 少年が鍵を回すと、ガチャンと解錠する音がした。
 中は薄暗かった。少年にお尻を押されて部屋に入ると、奥の事務机の上にあるスタンドライトがひとつ灯っているだけ。
 薄暗い室内をぐるりと見回した。リノリウムの床の窓側に畳が何枚か敷かれてあって、その上に人の寝ている気配がした。

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