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幼馴染の重すぎる愛
第10章 ten

朝食を食べ終えて大学に行き、琉生と講義を受けた。


講義中、詩織ちゃんからのLINEのことを思い出していた。



この後、琉生と学食に行く予定だけど先に行っててもらってその間にトイレに行こう。



「琉生、私トイレに行きたいから先に学食行っててくれる?」

「待ってるから行っておいで」

「ちょっとお腹痛いの…」

「僕のことはいいから早く行っておいで」


やっぱり無理だよね…。

できるだけ早く出てこなきゃ。



少し小走りでトイレに入ると、手洗い場の角に詩織ちゃんがいた。


「詩織ちゃんっ、連絡返せなくてごめんね…」

「そんな事いいって!何でか想像はつくから気にしないで?」


詩織ちゃんは優しいなぁ…。

もっと早くに出会っていたかった。

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