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幼馴染の重すぎる愛
第19章 nineteen
「愛結ちゃん、久しぶり!」
琉生と帰ろうとしていると、後ろから声をかけられた。
その声が詩織ちゃんというのはすぐに分かった。
「あ、詩織ちゃん。久しぶり」
あんまりLINEも返してないのに何も無かったかのように普通に話しかけてくれた。
「久しぶりに愛結ちゃんに会えて良かった〜!また遊びに行こうね!」
「うん、じゃあまたね」
短いけど、会話が終わると詩織ちゃんはすぐにどこかへ行ってしまった。
嫌われたかな?とも思ったけど、友達がいなかった私にとって、もうそれほど気にならなかった。
詩織ちゃんが居なくなっても、琉生がいる。
だから大丈夫。
私にとって琉生がやっぱり1番だし、ヒーロー的存在だから。