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幼馴染の重すぎる愛
第19章 nineteen

夕飯は要らないと言う私に琉生は「ゼリーとか買ってこようか?」と言う。


どこまでも優しいから、私は心が痛んでくる。



琉生の人生までめちゃくちゃにしてはいけない…。



私から離れなきゃ…。




「何も要らないから……」


「でも…、」


「要らないから抱いてほしい…」


「え?どうしたの、愛結──…」


「最後にするから…、」


「どういうこと?」


「琉生が欲し───…んっ……」



最後まで言葉を発する前に、琉生に唇を塞がれた。


唇の隙間から入ってくる舌も、私の身体を愛撫する手もいつもより感じたのはきっとこれが最後だと確信しているから。


琉生の全てを覚えていたいから───…

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