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幼馴染の重すぎる愛
第20章 twenty
直ぐに医者は来てくれ、愛結は病院に運ばれた。
辛うじて脈はあったものの、危ない状況だと言われた。
愛結は病院に連れて行かれ、完全個室で僕の家がお世話になってる医者しか入れないように手配してもらった。
「琉生くん、愛結ちゃんはどうしてこんな事をしたのか分かるかな?」
「最近の愛結はやっと落ち着いてきてたんだ…」
だからなんでこんな事になったのか僕が知りたいくらいだ…
頭の中からあの光景が忘れられない。
愛結がもう死んでしまってるのかと怖かった。
自分で手首を切るなんて愛結がするとは思えなかった。
「相当ストレスがあったとか、自殺未遂するくらい嫌なことがあったとか心当たりは無い?」
「分からない…」
僕がしていた事が何かしらずっとストレスになる事だったのかもしれないし、大学で少し離れている間に何かあったのかもしれない。