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幼馴染の重すぎる愛
第20章 twenty
「愛結がいなくなったら僕…、もうどうしていいか分からない……。お願いだからもう死のうとしないで……っ」
ろくでもない父親と、育児放棄をした母親。
愛情がなく育った僕は愛結しかいない。
愛結だけは諦めきれないんだ…。
でも、愛結が壊れていってしまうなら…愛結が心を許している母親に連絡して来てもらうしかない…
「愛結…、お母さんに連絡した方がいい…?」
僕じゃなく、愛結の母親ならご飯を食べさせることができるかもしない。
この前だって愛結は実家でご飯を食べていたみたいだったし。
「や、めて……」
「でも…、これだといつまで経っても退院できないよ。お母さんのご飯なら食べれる?」
「ママの邪魔しないで…っ」