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幼馴染の重すぎる愛
第20章 twenty
僕が大学に入るようになると、父親は僕にまで大金を振り込むようになった。
それはもう関わってこないでほしいという、父親からの願いだった。
きっと通帳には一生暮らしていける分の大金が貯まっているであろう。
お金をくれる代わりに関係を絶つ。
「小さい頃からそんなことがあって…、でもそんな時に愛結が現れて仲良くなって、愛結にだけは嫌われたくないし、生涯一緒にいたいって思ったんだ」
その為に酷いことを沢山した。
愛結に友達ができないことも、対人恐怖症にしてしまったのも、全部僕のせい。
それでも僕は愛結を手放してあげることができない。
愛結の事が好き過ぎてどうしていいか分からないから…